今回解説するのは、複数の系統が組み合わさってできたスタイルです。メンズファッションでは、アメカジ×テックのように、2つ以上の系統を合わせた着こなしが多く見られます。今回は、その中でも代表的なモードストリートとストリートシックを取り上げます。あまり聞きなれない系統なので、モードストリートやストリートシックは何か、どんな点を意識してつくればよいか、迷う人も多いでしょう。この記事では、そうした疑問に向けて、次の内容を解説します。
- モードストリートとは何か
- ストリートシックとは何か
- スタイルをつくるときのポイント
- それぞれのコーデ例
なお、今回はストリートや、それと組み合わさる系統をある程度理解している前提で進めます。知識に不安がある人は、下記の記事を先に確認するとわかりやすいです。



それでは解説を始めます!
モードストリート
モードストリートとは、ストリートにモードを組み合わせた系統です。ストリートのラフさやカジュアルさに、モードらしい洗練感が加わるため、ただカジュアルなだけではない独特の存在感が生まれます。
https://www.fashionsnap.com/collection/julius/2025aw/#lg=1&slide=2
抜け感がありながら上品さもあるので、きれいめカジュアルを作りたいときに取り入れやすいです。
モードストリートをつくるときは、まずストリートとモードの特徴を理解することが大切です。名前の通り、この系統はモードとストリートが混ざったスタイルなので、両方の軸がわからないと、どのアイテムを選ぶべきか、何を意識すべきかが見えにくくなります。そのため、最初にそれぞれの系統を押さえ、どんなアイテムをどう使うかをはっきりさせたうえで、モードストリートに挑戦するとよいです。うまく組めない場合は、モードストリートで有名なブランドであるRICK OWENSや、JULIUSのコレクション、wearなどを参考にして、感覚をつかむのがおすすめです。
ストリートシック
ストリートシックは、ストリートとクラシックを組み合わせた系統です。ストリートのラフさに、クラシックの落ち着きや上品さが加わることで、カジュアルすぎず、かといって堅すぎない雰囲気をつくれます。
https://www.instagram.com/p/DOlRCrNEqFR/?epik=dj0yJnU9T1dfLVN6R3ZDYV9JallZR0ZlRVNqNU0yTGhscS1IU0MmcD0wJm49SnFoNWM4RHRjS3VhVUtJOS1abzlvZyZ0PUFBQUFBR3Bma2Zn
このスタイルは、モードストリートと同じく、きれいめカジュアルを目指すときの選択肢になります。
ストリートシックをつくりたいなら、まずストリートとクラシックの特徴を理解することが大切です。2つの軸があいまいだと、どのアイテムを使うべきか、何を意識すべきかが見えにくくなり、コーデも組みにくくなります。だからこそ、土台となる2つの系統を押さえることが、ストリートシックを着こなす第一歩です。ストリートのカジュアルさとクラシックの上品さを理解したうえで、そのバランスを意識しましょう。また、wearやInstagramでコーデを調べると、ストリートシックの感覚をつかみやすくなります。
コーデ例
https://www.fashionsnap.com/collection/sacai/mens-ss-womens-spring/2025ss/
ロゴTが印象的なモードストリートのコーデです。全体としてはモード寄りの洗練された雰囲気がありますが、ロゴTを合わせることで、かっちりしすぎない抜け感も生まれています。モードの印象を保ちながら、ストリートらしいラフさを取り入れている点が、このコーデの大きな特徴です。
きれいめ要素が多い一方で、ロゴTのカジュアルさがそのままだと浮きやすくなります。そこで、ジャケットの素材をレザーにしたり、革靴のソールに変化をつけたりすることで、コーデの一部にカジュアルな要素を加えています。その結果、ロゴTがなじみやすくなり、全体のバランスも整っています。
色使いの面では、ロゴTが白色のため、自然と顔まわりに視線が集まりやすい点がポイントです。白は重くなりやすいモード系の中でも軽さを出しやすく、顔まわりをすっきり見せる効果もあります。
https://www.fashion-press.net/news/73904
全体的にはモード感が強いですが、ストリートの要素もあるコーデです。シルエットや色のまとめ方にはモードらしい洗練さがありますが、同時にキャップやパーカーなどのカジュアルな外しアイテムが入っているため、硬すぎない印象にもなっています。
また、バッグのデザインやコートのサイズ感でカジュアルさを加えることで、外しのアイテムが浮かず、コーデ全体の中で自然になじんでいます。こうした工夫によって、外しが単なる違和感にならず、まとまりのある着こなしに仕上がっています。
色使いでは、シューズの色をパーカーで拾っている点がポイントです。さらに、パープルのキャップを使うことで顔まわりに視線が集まり、全体の印象も強まっています。足元とトップスの色をつなげることで統一感が生まれ、キャップの色が顔まわりの存在感も引き立てています。
https://www.instagram.com/p/DKJ5CSzSy1h/?epik=dj0yJnU9TVgzMHZ5RF9QMWI1UENBYk1MUndMYVV1bjZtcjQ4S2YmcD0wJm49SlltZTNPbXJUNEdoOFpiQ3llV0loZyZ0PUFBQUFBR3BUWUhZ
クラシックな雰囲気が漂う、ストリートシックコーデです。全体としてはクラシックの上品さがベースになっていますが、ストリートの要素も取り入れているため、堅すぎず、ほどよく落ち着いた印象に仕上がっています。
このコーデで外しとして機能しているのが、バンダナです。バンダナだけが浮かないように、シャツを着崩し、裾が広がったスラックスを合わせることで、カジュアルな要素を全体に自然になじませています。さらに、ネックレスを重ね付けして首元の寂しさを埋めている点もポイントです。
色使いでは、白のタンクトップを少し見せることで、上半身に視線が集まり、顔まわりがすっきり見えます。細かな工夫がそろっているため、上品さと軽さの両方を感じられるコーデに仕上がっています。
https://wear.jp/takuma0531/24325320/?utm_source=Pinterest&utm_medium=organic
韓国ストリートの雰囲気が強くありながら、クラシックな要素も感じられるコーデです。ベースの色使いやキャップ、スニーカー、シルエットから韓国ストリートらしさが伝わります。一方で、全体のまとまりには上品さもあり、ラフになりすぎない印象に仕上がっています。
アイテムを見ると、シャツとスラックスはきれいめ、スニーカーやキャップはカジュアルです。普通にシャツとスラックスを合わせると、きれいめとカジュアルがぶつかりやすいため、着方に工夫が必要です。そこで、シャツを羽織りとして使い、スラックスにはストライプ柄のワイドシルエットを選ぶことで、両者が自然につながります。その結果、韓国ストリートとクラシックがうまく両立したコーデになっています。
まとめ
最後に、今回の解説内容をリスト形式で振り返りましょう。
- モードストリートとは、ストリートにモードを組み合わせた系統
- ストリートシックは、ストリートとクラシックを組み合わせた系統
- どちらもきれいめカジュアルなコーデを組みたいときの選択肢になる
- それぞれの系統でスタイルをつくるには、ストリートとそれに合わさる系統について理解し、SNSやコレクションを見て感覚をつかむのが大事







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